Music

My original song

around the world

作詞・曲/amenoco
この広い世界で たった1人で頑張っていた
誰も見てくれなかった

それでも君は 悲しみを胸のポケットにしまって
たくさんの愛を 届けるんだ

君の夢は叶うから
願ってる 想ってる
離れていても そばに行けなくても
僕は君の未来が 虹色になることを信じてる

回り道をしてもいいの
立ち止まってもいいの
心の旅をして 前に進むのだから

もしも君に 雨が降ったら
この声を届けていくよ そばに行けなくて 
僕が君の心に 傘を差して守るよ

いつしか繋げた虹の橋は
どこまでもどこまでも続いてた
気がつけば みんなそばにいた

君の夢は叶うから
願ってる 想ってる
離れていても そばに行けなくても
僕は君の未来が 虹色になることを信じてる 

アネモネ

作詞・曲・話・絵/amenoco
ーStoryー
遠い遠い昔、
アネモネはひとりの庭師に恋をしました。

ある春、何日も雨が降り続いていました。
雨が苦手なアネモネは、
だんだん力が弱くなって、俯きかけたその時。
急に、アネモネの身体が宙に浮いたのです。
それが、庭師との出会いの始まりでした。

西から昇るあたたかな太陽の光が、朝を知らせます。
庭師はアネモネに、低くやさしい声で「おはよう」と言います。
ただ、その表情はいつも変わらず、どこか寂しそうでした。

庭師は弱っていたアネモネを癒してくれました。
アネモネは、夜が少し苦手です。
なぜなら、庭師が眠りにつくために、
アネモネのそばを離れていってしまうからです。
けれど、朝になれば、また庭師がそばに来て、
声をかけてくれることを楽しみに、少しの間だけ一緒に眠りにつくのでした。

アネモネは庭師を心をから愛していました。
時々風の遊びに頼って、求愛をするのです。
ある春。随分歳をとった庭師は、
たった一度だけ目尻を少し緩めて、アネモネに微笑みました。
それが、庭師の最期でした。

もう、何度目の春を迎えたのでしょうか。
一緒に暮らしていた家の屋根は、
ところどころに隙間できて、青い空がこちらを覗いています。
アネモネは、庭師がいつも座っていた椅子を見て想いました。
「もう一度あなたに会えるのなら、伝えたいわ。」
「愛しています。」と。
そうしてアネモネは、春の季節が巡るたび、
また庭師に会えることを信じて、雨の香りと共に、
ゆっくり瞼を閉じていくのでした。

ーMusicー
遠い昔の春に
あなたは雨の中私を拾いました

朝の光が見える窓辺で
あなたは顔を変えず
「おはよう」とだけ言った

底が欠けたグラスに
あなたは水を注いだ
夜になると物足りなくて
朝になると満たされる
そのくらいがちょうどいい

遠い昔の春に
あなたと静かな時間を過ごしました

影の形が消えてしまうまで
あなたはずっと外を眺めてた

風が背中で遊ぶから
何度も肩を撫でました
あなたは最初に
目尻を少しだけ緩めて
最期に瞼を閉じました

いつか聞かせてくれた
私のための言葉も
思い出せないまま
春が巡るたび
あなたを言じて待つ

20stations

作詞・曲・絵/amenoco
ーMusicー
改札口を通り
広い背中を見ながら
歩きました

最初で最後の夜
そんなこと分かってる
だけど、、、

笑顔の距離は5センチ
心音を聴かれないように
思わず離れました
君の心音は聴こえなかった

窓に映る胸元を見て
飛び込みたくなったの
だけど、、、

身体の距離は5センチ
目と目を合わせないように
そっと俯きました
君も目と目を合わせなかった

笑顔の距離は5センチ
つま先を立てて 腕を回して
ぎゅっと包みました
君の心音は聴こえなかった

生まれ変わっても
きっと君を見つけるよ
その時隣に居たらいいな

ふうせん

作詞・曲/amenoco
一つ二つと背が伸びて
立って歩いて話をして
できることが増えていった

ある時少し
足が浮いた気がした
気のせいなのかな?

何かとても大事なことを
忘れてしまった
僕は足元が軽くなって
思い出そうとする間もなく
空へ浮かんでいきました

三つ四つと嘘ついて
気づくと大きく膨らんで
呼吸は浅くなっていった

誰かがとても大事なことを
教えてくれた
僕は泣いていたと知って
受け入れようとする間もなく
空は滲んでいきました

ごめんね ごめんね
大事にできなくて
ありがとう ありがとう
頑張ってくれて
さよなら

一つ二つと星を探して
三つ四つと見つけていくと
僕の身体は重くなって
空は離れていきました

足並みを揃えなくていい
全然遅くないから
僕の歩幅は狭いと分かって
ゆっくり道を歩きました

夏心

作詞・曲/amenoco
地平線が揺らいで
青い空いっぱいに
掴みとれそうな雲間から
眩しい太陽の光が
目をくらませた

風のいたずらで
風鈴が鳴った
少しだけ涼しく感じた
その音に合わせて
夏の匂いもした

今も感じてますか?
心は踊ってますか?
いろんなことがあるけれど
きらきらしたあの夏心は
僕らをそっと待ってる

遊び疲れて
また思い出ができた
夢見心地の中
口元は緩んでいった

今も笑ってますか?
心は弾んでますか?
泣きたくなる日もあるけれど
きらきらしたあの夏心は
僕らをそっと見守ってる

今も感じてますか?
心は踊ってますか?
いろんなことがあるけれど
きらきらしたあの夏心は
僕らをそっと待ってる

今も、、、
きっと、、、
ずっと、、、
心は、、、
僕らを待ってる

あひるの子

作詞・曲/amenoco
穏やかな気持ちで
静かに寝息を立てていた
ある時外から
賑やかな声が聞こえた
その正体を知りたくて
小さな身体で精一杯殻を割った

包み込んだ羽を
遠慮しがちに広げると
頭に痛みが走ったんだ

冷たくて硬い感触
白い薄月の夜が
独り言を全部吸い込んで
どこかへ持ち去った
水面に浮かぶ僕は
明日を不安に思う
そんな顔をしていたんだ

どうして少し違っているというだけで
揃って嫌いになるのだろう
どうして少し変わっているというだけで
揃って離れていくのだろう

長くて心細い夢の中で
水面に浮かぶ僕は
やっぱり明日を不安に思う
そんな顔をしていた
やっと見つけた
1番僕を嫌っていたのは僕だった

あたたかく柔らかい感触
重たい瞼を開ける
一面に花が咲き誇って
音を重ね歌う
水面に浮かぶ僕は
明日を楽しみに思う
そんな顔をしていたんだ

違って変わっていることも
磨き続けていけば
きっと素敵な明日が来る
声に耳を澄ます
水面に浮かぶ僕は
未来を楽しみに思う
そんな顔をしていたんだ

包み込んだ羽を
なんの躊躇いもなく広げると
明日へ向かって遠く飛んでいった
WordPress.com で次のようなサイトをデザイン
始めてみよう
search previous next tag category expand menu location phone mail time cart zoom edit close